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レビュアー: 凡人バン

 上質な「音」が恐怖を増幅させる,  2007/11/01 木曜日 23:53:16 JST

平均
3.8
操作性
3.0
映像
4.0
音楽
5.0
独創性
4.0
満足度
3.0
今作のストーリーは「ビジョン」という薬を飲んだことで呪われてしまった大学生達の恐怖の物語です。
シナリオは全部で6本収録されていて、1つのシナリオの長さはちょっと長めです。
ジャンルはホラーが基本でそれに少し味付けをした各シナリオが楽しめます。
シリーズお馴染みのピンク編もしっかり収録されています。
従来シリーズと違いピンク編は複数回に分けられていて、最初は第1回しか遊べません。
第2回、最終回はネット配信でダウンロードするか、公式サイトで公開されるパスワードを入力すると遊べます。
ボリュームは多くもなく少なくもないといった感じでしょうか。
今後追加シナリオの配信などが行なわれるといいですね。


ゲームシステムは従来の基本システムに加え、新しいシステムも追加されています。
文章を読み進めていきその都度出現する選択肢を選んでエンディングを目指します。
シナリオをクリアしたりエンディングを多く見るなどの条件を達成すると栞の色が変わっていきます。
その色によって新しいシナリオを遊べるようになります。
進めたルートはフローチャートに記録されていきます。
フローチャートには選択肢の出現ポイントが記録されるので、話を飛ばして進めることも出来ます。
今作は自由にポイントを選べないのでゲームの難易度は高めの作りになっています。
その代りシナリオは色で分けられていて、選択肢にも色がつくのでどのシナリオに向かうかが分かります。
ただシナリオ終盤からは前に戻れなくなります。

今作からいくつか新しい種類の選択肢が入っています。
出現した選択肢が時間と共に消えてしまう時間制限選択肢や、一度動かしたら戻せない後戻り不可選択肢が登場します。
これによってより考えて、尚且つ瞬時の判断を求められるようになり緊張感が増しました。
他に新システムで文章中に隠されたキーワードを見つけることで読める百八怪談集があります。
これは文章の中に少しだけ文字が大きかったり、揺れている文字があります。
それを□ボタンで調べると短い怪談が読めるようになります。
ちょっとしたやり込み要素的なものになっています。 ちなみに一度読んだ怪談はいつでも自由に読めます。


次世代サウンドノベルとして作られた今作は映像と音に力を入れています。
映像は街以来となる実写を基にしたハイビジョン対応で作られてます。
登場人物はシルエットではなく実写なのでそれが受け付けない人はキツイかも。
ただ顔は鼻から下だけとかほとんど写らない形になっています。
実写とGGを加えた映像はとても綺麗で幻想的な場面も登場します。
ただ実写を使っている分リアルであるため生々しくグロテスクな描写もかなり多いです。

音は5.1chサラウンド対応になり、音による演出が大きく向上しています。
ステレオでも楽しめますが理想は5.1ch環境があると良いですね。
そして今作でもっとも大きな変更点はフルボイスになった事だと思います。
今までは人物のセリフも文章でしたが、今作から文章は表示されずボイスでセリフは流れます。
なのでボイスでセリフ、文章で描写という形になっています。
聞きながら読むという行動が難しく感じるかもしれませんが、タイミングが非常に良く出来ていて苦になりません。
セリフを聞き逃してしまっても読み戻しで既読画面に文章でセリフが書いてあるので平気です。
しかしボイスになった事でセリフを飛ばすことが出来ず、一度聞いたセリフもいちいち聞かなくてはならないデメリットが生まれました。
繰り返し遊ぶゲームなのでその辺をストレスに感じてしまう人もいるかも知れませんね。


PS3に舞台を移したことで映像と音の演出が次世代レベルになりました。
特に音へのこだわりによってサウンドノベルの進化も感じました。
ボイスと文章を融合した今作の仕様も良く出来ていたのでこれはこれでありだと思います。
ただボイスと実写映像になったことで想像力で楽しませる部分は減りました。
難易度は高めでフラグ立てが複雑でちょっと難しいです。
サウンドノベルは簡単で嫌という印象を持っている方には今作の難易度は嬉しいかも。

シナリオに関してはちょっと好みが分かれそうです。
まず今作はオカルトホラーがメインなのでそれが好みかどうか。
ただ少しですが笑えるシナリオもあるのである程度バランスは取れています。
個人的な不満は終盤の盛りあがりがちょっと足りないのと、微妙な結末がちょっと多いです。
ここで内容を全て話すことは出来ないので、結局自分で遊んで判断してくださいとしか言いようがないですね。
一言でまとめると映像と音でカバーしていて良かったという感じでしょうか。

次世代サウンドノベルとして作られた今作、次世代ならではの進化と共にサウンドノベルは何が大切な要素かを改めて知る作品でした。
レビュアーインフォ
プレイ時間: 18
難易度: 難しい
クリアの有無: クリア済
運営ブログ・サイト: http://93367080.at.webry.info/


 楽園と言う名の海が待っている,  2007/08/09 木曜日 21:37:01 JST

平均
3.8
操作性
3.0
映像
5.0
音楽
4.0
独創性
3.0
満足度
4.0
FOREVER BLUEの開発はアリカで、タイトルが変わっていますがエバーブルーシリーズの流れを汲む作品になっています。
プレイヤーはダイバーとなり架空の島マナウライ島の海で生活するゲームです。
一応イベントを進めていくとクリアにはなりますが、クリアが目的の作りにはなっていないのでプレイヤーの好きなように遊べます。
海の中を探索するも良し、いろいろな魚を探索するも良し、ダイビングガイドの依頼を受けるも良し。
のんびりとやりたい事をしながら海の生活を満喫するのが今作の醍醐味です。


基本的なゲームの流れは海図から行きたい場所を選び船を移動、あとは海の中を探索するだけです。
最初は真っ白な海図ですが探索をしていくことで徐々に埋められていきます。
探索範囲がなかなか広いのですぐ埋まってしまう事は無いと思います。
海の中にはいろいろなスポットがあり、珊瑚の綺麗なスポットや鍾乳洞や深海などバリエーションが豊富です。

プレイヤーの元にはメールで様々な依頼が送られてきます。
指定されたスポットでダイビングガイドしたり、特定の魚を写真に撮って送るなどあります。
依頼は必ずやらなければいけないものではないので、自由にチョイスして遊べます。
このようなサブイベントをこなすと装備品を貰えたりします。
装備品にはウエットスーツなどのダイバー用品に加え、キャラの髪型を変えるヘアースタイルもあります。
装備品は能力を上げるとかでは無く、単純に見た目を変えて楽しむだけです。

今作はSDカードに入れたMP3ファイルをゲーム中にBGMとして再生することが出来ます。
音楽は海に潜っている際にも流せますし、船上でも流すことが出来ます。
海に合う曲なんかを入れてダイビングするとさらに楽しめます。
船上にあるデッキチェアーに寝そべり景色を見ながらお気に入りの曲を聴くといった楽しみ方も出来ます。
残念な点は音楽の再生が1曲リピートしか出来ず、違う曲を聴くにはいちいち選択しなおさなければなりません。
全曲リピートでSDカードに入れた曲を流し続けてくれると良かったんですが・・・

Wi-Fiを使って友達と一緒にダイビングすることも出来ます。
会話はフリーチャットではなく簡易チャットで行ないます。
今回は2人までですが次回作があるとすればより多くの人と一緒に潜れるようになってほしいですね。


ゲーム中に登場する海洋生物も多種多様です。
小型魚・大型魚・深海魚・哺乳類などが登場します。
今作は時間の概念があるので時間帯、季節によって登場する生物が変わったりします。
見つけた魚は図鑑に登録されますが、全て登録するのは時間がかかるかもしれません。
ちなみに図鑑に登録された魚は水族館で自由に見ることが出来ます。
制限はありますがいろいろな魚を組み合わせて泳がせます。

海の中で見つけた生物とはスキンシップをとることで仲良くなれます。
友好度を上げるとその生物の解説がより詳しくなっていきます。
イルカなどの特定の生物はパートナーとして一緒に泳いだり、芸を教えることが出来ます。
パートナーは3匹まで登録出来ますが入れ替えることも出来ます。
芸を行なうパートナーがとてもカワイイので見ていて楽しいと思います。


操作はWiiリモコンのみで行ないます。
船上・海中どちらも移動はBボタンを押しながらポインターを移動したい場所に合わせるだけです。
海中では上下左右の方向転換もポインターを向けるだけです。
ダイビングの最中はエサを撒いたりカメラ撮影など出来ます。
なかでもカメラ機能がオススメですね。
普通に撮影するだけのカメラなんですが思っていた以上になかなか綺麗な写真が撮れます。
この写真をSDカードに保存してネットにアップするなどいろいろな使い方が出来たらより面白かったんですが残念ながら今作では出来ず。
これだけ綺麗な写真が撮れるのなら何か利用出来れば良かったんですがそれは次回に期待します。
非常に簡単な操作のみなでこの作品のゲームスタイルと合っていますね。


広大な海、多くの生物達、FOREVER BLUEの中に存在する海は素晴らしい出来だと思います。
珊瑚の周りを小型魚が舞う美しい浅瀬、光の届かない暗黒の深海の恐さ。
海が持つ様々な表情を上手く再現しています。
これだけの海を再現したからこそ、ただ泳ぐだけでも面白く感じられるんだと思います。
あと登場する生物達の動きも良く出来ているのは魅力ですね。 唯一船上での人間の動きは微妙でしたが(苦笑)

今作は癒し的な要素も強く出ていますが、ゲーム的な要素はエバーブルーシリーズに比べると弱めです。
この辺が今作の良い面でもあり悪い面でもあります。
今作のゲームテーマに面白みを感じる人ならば十二分に楽しめると思います。
年齢的には幅広い層の人が安心して遊べる作品です。

ただ一つ残念だったのはシノノメサカタザメのバグ問題ですね。
既に公式で無償交換が実施されることが発表されましたが、できることなら始めからこういう事は起こさないでほしかったです。
今後出荷されるソフトは修正すると思いますのでこれから購入する方は大丈夫だと思います。
万が一初回版を購入した場合は公式アナウンスの通りに交換するか、シノノメサカタザメをアクアリウムに配置しないで下さい。
ちなみに配置しなくてもゲームの進行などには影響がないです。

この時期に遊ぶにはもってこいな今作、雄大な海を舞台に自由気ままなダイビングを楽しみましょう。
レビュアーインフォ
プレイ時間: 10
難易度: やさしい
クリアの有無: クリア済
運営ブログ・サイト: http://93367080.at.webry.info/


 あくまでもアクションのドラクエ,  2007/07/17 火曜日 23:58:43 JST

平均
3.2
操作性
3.0
映像
3.0
音楽
4.0
独創性
3.0
満足度
3.0
今作のドラゴンクエストソードは従来のシリーズとは違い、RPG要素はありますが基本的にはアクションゲームです。
Wiiリモコンを剣や盾に見立てて操作する簡単なシステムになっています。
シリーズ中では主人公とプレイヤーが最もシンクロする作品です。


物語は主人公が3人の仲間と共に謎の仮面によって奇妙な行動をするようになった女王を助けるという流れ。
ドラクエらしいオーソドックスなファンタジーなので子供も大人も楽しめます。
今作はドラクエ初となるキャラクターボイスが採用されています。
これに関してはファンの方々でも好き嫌いがあるかもしれません。
個人的にはキャラと声はマッチしてましたし、主人公はしっかり無口なままなので割とすぐ馴染みました(笑)


ゲームは章仕立てになっていてステージをクリアするとストーリーが進んで行きます。
今作はフィールドを探索しながら進めるのではなく、地図上からステージを選択して攻略する形になりました。
ステージは道中分岐点はありますが基本一本道になっています。
自動進行ではないので後に戻ったり周りを見回したり出来ますが、従来の作品と違い自由には動けません。
逆に今回はステージ制なのでスコアアタックなどの楽しみ方が出来ます。
倒した敵の数、攻撃ヒット率など細かく採点してランクを出してくれます。
最高ランクを出すのは結構難しいのでやり応えはあります。
ただやはり探索する楽しみが無いのはちょっと味気なかったです。


戦闘操作システムは単純明快なシステムになっています。
攻撃時はWiiリモコンを剣に見立てて振ります。
剣筋は縦・横・斜め・突きの4パターンありますが、細かく剣筋は変えられるようになっています。
その分狙った斬り方を出すには慣れる必要がありますが、単調な攻撃にならないです。
さらにポインターロックシステムを使えばより狙い通りに斬ることが出来ます。
そのためモンスターの急所を狙うテクニカルな攻撃も可能です。
一度に複数の敵を切るバッサリ感や、上手く急所を狙って倒した時のしてやったり感が楽しめます。
必殺技も多くあり、様々な操作パターンがあります。
指示通りにリモコンを振るのは子供は楽しいかもしれませんね。
大人は恥ずかしいと思うのでリモコンは控えめに振りましょう(苦笑)
ただ違和感があったのがリモコンの持ち方で、Aボタンなど配置されている面を上にしながら斬るのはちょっとやり辛かったです。 

防御もリモコン操作になります。
Bボタンを押すとリモコンのポインターが盾になり、あとは敵の攻撃に合わせてリモコンを動かします。
敵の攻撃には弾き返せるものもあるのでその場合は斬りで返します。
序盤は楽ですが徐々に敵の攻撃が激しくなるので防御には結構な反射神経が必要になります。
戦闘で最も苦戦するのはやはり防御だと思います。

今作の戦闘は結構面白く出来ていると思います。
モンスターもよく動きますし、スピーディーな展開なので緊張感があります。
ちょっと必殺技などで一生懸命振る時は疲れますが。
戦闘の難易度はあまりアクションを遊ばない人にはちょっと難しいかもしれませんね。
ただそういった方でもクリア出来るようフォローはされています。


アクション要素が目立つ作品ですが、RPG要素もちゃんとあります。
敵を倒せば経験値がもらえるのでレベル上げも出来ますし、ステージクリア時に手に入る剣神度を上げればさらに有利に戦闘を進められます。
もちろん武器防具で主人公を強化することも出来ます。
詰まってしまっても地道にレベル上げをしていけばちゃんとクリア出来るバランスです。
シリーズおなじみの小さなメダルもありますし、ちょっとしたミニゲームも数種楽しめます。
ちなみにミニゲームは最大4人で遊べます。


全体的な作りは良かったんですが、どうしても2つ不満な点がありました。
1つは移動の操作方法について。
今作の移動はBボタンと十字キーを使う操作方法になっていますが、この操作がイマイチしっくりきませんでした。
一番ベストなのはヌンチャクとの併用だと思います。
スティックでの移動が一番簡単ですし、片手に剣と盾を持つ形にも出来ます。
ただ技術的な問題やヌンチャクを付けたままでの操作を子供がした場合の危険性など考慮したのかもしれません。
そういった事情があったにしてももう少し遊びやすい操作を実現してもらいたかったです。

もう1つは多くの人が挙げると思われるボリュームの少なさ。
ストーリーは短めですし、クリア後の要素もそれ程多いわけではありません。
ステージのスコアアタックなどやり込み要素もありますが、恐らくボリュームに関しての不満が一番多いのはプレイしてみて感じます。
今回のドラクエは純粋なRPGではないのでボリュームが少なくなるのは当然です。
それにアクション性の高い戦闘を長く続けるのもしんどいと思います。
なのでこれぐらいがベストとは思いませんが、あと少しステージ数やクリア後の要素があればベストでしたね。


体感するドラゴンクエストが売りの今作ですが、システム自体は良く出来ていると思います。
シリーズの中では今作が圧倒的に勇者になりきって遊べます。
そのかわりステージクリア型なので冒険をしている感じはあまり味わえませんでした。
ただアクション性の高いドラクエも十分ありだと分かりましたし、今回のような一人称視点でも三人称視点でもいけそうです。
いくつか不満な点もありますがドラクエらしく多くのユーザー層が遊べる作品になっています。
あくまでもRPGのドラクエではないのでその辺を納得できれば十分楽しめると思います。
まあ価格はもう少し安くても良かったですけどね。
レビュアーインフォ
プレイ時間: 11
難易度: 普通
クリアの有無: クリア済
運営ブログ・サイト: http://93367080.at.webry.info/


 タッチペン操作に違和感無し,  2007/07/07 土曜日 20:43:20 JST

平均
4.8
操作性
5.0
映像
4.0
音楽
5.0
独創性
5.0
満足度
5.0
今作はGCで発売された「風のタクト」の続編となっています。
なのでキャラクター、世界観、グラフィック、システムなど引き継いでいる部分があります。
ですが前作を遊んでいない方でも問題なく楽しめる作りになっています。

ゲームは大海原を航海して島を行き来し、そこにあるダンジョンをクリアしてストーリーを進めます。
海図を手に入れることで行動範囲が広くなっていきます。
海には地図に記されていない島や、宝が沈んでいるのでそれらを探索していきます。
サブイベントやミニゲームなども多く入っています。
ボリュームは携帯ゲームとしてはちょうど良い内容になっています。



今作はDSということで誰にでも遊べる操作性と、DSでなければ出来ない仕掛けが肝となっています。
操作はボタンを使わないで遊ぶゼルダということで全操作タッチペンオンリーになっています。
正確にはボタンは補助として使えますが、攻撃・移動・アイテムなど全てタッチペンで行ないます。
タッチペンのみの操作なので左右どちらの利き手でも遊べます。
プレイ前からこの仕様が不安だったのですが、プレイしてみて想像以上にしっくりくる操作になっていました。
最初に違和感は感じるでしょうが、短時間でいつのまにかこの操作が自然になってしまうと思います。
これだけ完成度が高ければボタン操作でなくても楽しく遊べますね。

物や敵にタッチするだけで簡単にそこまで移動したり攻撃したりとダイレクトな感覚でリンクを操れます。
弓や爆弾も狙った所へタッチするだけなので従来の操作より狙いやすくなりました。
特にブーメランなどの一部のアイテムはDSならではの操作に変わりました。
ブーメランの場合、投げたい軌道をペンで書くとその通り飛んでいってくれます。
こういった新しい操作方法をただやるだけでも面白さがあります。
唯一移動操作の前転が少しやり辛かったです。


難易度は絶妙なバランスで、仕掛けやボス戦などいろいろなアイデアが登場します。
DSならではの仕掛けということで今作は「書いて解く面白さ」がふんだんに盛り込まれています。
通常上画面にはマップが表示されていて、そこに謎解きのヒントなどを書き残せるようになっています。
昔はゲームプレイ時は紙を用意してメモを取るのが普通でしたが、最近は簡単にネットで攻略方法を調べられるようになりました。
そんな現代でメモを取る行為は非常に新鮮で懐かしい楽しさがあります。
そしてメモを残せるのがマップ上というのがとても便利で、マップ上にヒントを書き込むと答えが浮かび上がってくる瞬間は快感です。
あと書いたメモがダンジョンを出てもマップに残ったままなのが良いですね。
取れない宝は印を付けておけば忘れないで済みますし、いろいろな使い方が可能になります。

ボス戦では上下画面を使った戦闘に変わります。
このボス戦での2画面を使った演出方法が面白かったです。
遠近、高低は当たり前ですが、上下で別々の視点を表示するなどのアイデアが良かったです。
ボス戦では倒し方のヒントがあまり無いので詰まる人もいるかも知れません。
ただヒントが多いと敵の倒し方を考える面白さが無くなってしまうのでこれぐらいが丁度良いと思います。

この他にもDSの特性を使った仕掛けやミニゲームなど豊富にあります。
ゼルダの伝説は仕掛けの質が面白さに大きく影響しますが、今作はとても良い出来でした。
謎を解いたときの快感はやはり良いものですね。


今作はやり込める要素として船のカスタマイズがあります。
これはリンクが海を移動する時に乗る船ですが、船の様々な部分のパーツを好きに変えられます。
パーツはゲーム中いろいろな方法で手に入り、パーツを変えることで船の強化にもなります。 
見た目の変化を楽しむほか、海上では敵や罠があるのでカスタマイズも意味のあるシステムになっています。
ちなみに風のタクトで評価の分かれた航海ですが、今作はそれを踏まえて退屈にならないよう工夫はされています。

それ以外で今作はワイヤレス通信、Wi-Fi通信を使った対戦モードもあります。
すれちがい通信を使って船のパーツなどを交換することも出来ます。
クリアしてからの遊べる要素もフォローされています。


操作性をタッチペンのみにするなどいろいろとチャレンジしている今作。
システム面でも良く出来てますし、それ以外の面も良く出来ています。
グラフィックも頑張っていて風のタクトから引き継いだ良さもしっかりあります。
ゲーム中のコミカルな演出など女性でも楽しめると思います。
メッセージ中の漢字をタッチすれば読み仮名が出るので子供でも遊べます。
あらゆる面が丁寧に作られているので本当に遊びやすいです。

ゲームの操作はペンとボタンを併用した方がいろいろな操作が出来るので理想は併用だと思います。
ですが両手を使う操作を難しく捉える人もいます。 DSからゲームを始めた人などはそうでしょうね。
そういう意味でこの作品はそういったユーザーが、もう一歩ゲームを深く楽しんでもらうための作品、そんな位置付けなんだと思います。
様々なジャンルのゲームを楽しめるようにならなければ拡大したゲーム層もまた縮小していってしまいますしね。
ただこの夢幻の砂時計はそういう意味もありながら従来のシリーズファンも納得出来る作品だと思います。
お薦めゲームとして太鼓判を押したいですね。

レビュアーインフォ
プレイ時間: 20
難易度: 普通
クリアの有無: クリア済
運営ブログ・サイト: http://93367080.at.webry.info/
推薦
オススメ 


 ボクシングは体感出来るが・・・,  2007/07/02 月曜日 20:39:50 JST

平均
3.4
操作性
4.0
映像
3.0
音楽
3.0
独創性
4.0
満足度
3.0
まずは操作についてですが、操作方法は全部で5種類あります。
実際のボクシングのように腕を振ってパンチを出すスイングモード1と2。
腕の動きではなくリモコンのポインタの動きで操作するポインタモード1と2。
クラシックコントローラで遊ぶクラシックモードの5つです。
ちなみにゲームのデフォルト操作はスイングモード1となっています。

スイングモードは正にボクシングの動きをそのまま行なう操作です。
左右にWiiリモコンとヌンチャクを持ち、パンチの種類どおりに腕を動かせばパンチが出ます。
パンチは基本的な種類(ジャブ・ストレート・フック・アッパーなど)を認識してくれます。
キャラクターごとにある必殺技は決められたボタンを押しながら振ると発動します。
プレイヤーの腕の動きとのシンクロはまあまあですね。
パンチの打ち分けは慣れが必要ですが、慣れてくると面白いです。
やはりパンチの種類、スピードがあるのでボクシングをやっている感じが出ています。

ただパンチ以上に慣れが必要なのが移動で、スイングモード1の一番やり難い操作です。
どうしても上手く操作出来ない方は、移動がスティックで出来るスイングモード2がお薦めです。
パンチも上手く出せない方はクラシックモードでプレイするのがいいと思います。
ちなみにスイングモードは座っていても出来るんですが、立ってプレイするとなかなかの運動量になります。
よりボクシングを体感したい方は立ってプレイするのが面白いですよ。


ゲームモードは全部で3つです。
原作を追体験する原作モード、2人対戦が出来るフリー対戦、操作練習の出来るチュートリアルです。
原作モードは始めからスクラッチJ戦までを収録しています。
ただその間の試合全部が収録されている訳ではなく、いくつかの試合はカットされています。
試合前後には原作シーンを再現したイベントシーンがフルボイスで入ります。
試合中にも原作シーンが挿入されたりと原作ファンは楽しいと思います。

しかしいくつか不満な点もあります。
一つはカットした試合で、あの試合を入れないのかと思ってしまう箇所もあります。
そのためストーリー進行に隙間があり、説明不足のまま進行してしまいます。
原作を知っている方はいいですが、知らない方は内容が理解できず置き去りになりそうです。
もう一つはキャラクターの声優が変わってしまったこと。
フルボイスで進行するのは良いんですが、大半のキャラがアニメ版の声優と違う方が演じています。
アニメでは登場しなかったキャラにも声が入っていますが、イメージと違うキャラもちらほらいます。
ファンとしてはこの2つの点が残念ですね。

フリー対戦はCOM対戦と2P対戦が出来ます。
対戦前には試合のルールやキャラクターの能力などもいじれます。
使用可能キャラは原作モードの進行に合わせて随時使えるようになっていきます。
チュートリアルは基本操作と必殺技の練習が出来ます。
ただ細かいガイドではないのでトレーニングとしてはちょっと物足りないですね。


ゲームモードが少ないためやり込める要素はあまり無いですね。
試合のリプレイが見られるモードなんかは欲しかったです。
難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類になっています。
イージーは簡単ですがノーマル以上からかなり歯ごたえがあるのでやりがいはあります。
特にリカルド・マルチネス戦はどの難易度でやっても苦戦するのでなかなか燃えます。

キャラクター数は全部で25人登場、数は人によって不満もあるかもしれません、
今回はキャラクターが劇画のようグラフィックで出来ています。
原作の作風からもこれはこれで良いように思います。
キャラクターの動きも良く出来ていますし、作品が上手く再現されています。
試合中もパターンは少ないですが実況が流れるので臨場感もあります。
ただイベントシーンでのグラフィックの荒さはちょっと目につくかもしれません。


原作ファンは買って問題無いと思いますし、知らない方でも体感ボクシングゲームとして楽しめると思います。
ただ1人用で長く遊べる要素は無いので、どちらかというと複数の人と一緒に楽しむのが最適だと思います。

操作面や動きの認識などまだ改善する余地はありますが、体感ボクシングゲームとしては現状一番良く出来た作品です。
がむしゃらに振っても遊べますし、操作に慣れれば慣れるほど面白くなる奥深いゲームでもあります。
あとはそれ以外の部分が充実してくれるとより面白いゲームになりそうです。
レビュアーインフォ
プレイ時間: 12
難易度: 難しい
クリアの有無: クリア済
運営ブログ・サイト: http://93367080.at.webry.info/

最終更新: 2007/07/07 土曜日 20:31:23 JST



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