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デビルメイクライ3 PDF プリント メール
作者 竜胆   
2006/11/25 土曜日 16:54:26 JST
デビル メイ クライ 3 シリーズ3作目、物語的には第1作の前の話にあたる『デビルメイクライ3』が発売されました。早速プレイしてみましたので、現時点での感想などをアップしてみたいと思います。現在プレイ時間4時間ほど。シリーズは前作、前々作の1と2をプレイしたうえでの感想になります。 まず気になったのは、主人公ダンテが再びイメージチェンジしていることでしょうか。時系列的には『3』→『1』→『2』という順なので、次第に大人に なっていくダンテと思えば不自然ではないのですが、今回はまたやけに軽いノリのダンテになっています。格好つけているシーンでも笑えてしまうので、ダンテ にクールなイメージを抱いているファンは困惑してしまうかもしれません。とにかくやたらと奇声を発しますし、これが『2』の寡黙なダンテに成長するのかと 思うと…いや、現実でも結構そういうタイプの人間っていますね。当方の身近にもおりました。キャラの性格に一貫性がないのは少々問題ありですが、そのおか げで毎回違った雰囲気で楽しめますね、このシリーズは。一時期の『ファイナルファンタジー』のようです。

ゲームから受ける感覚的なものは、発売前から言われていたように『2』より『1』に近いものになっています。前述した主人公の軽さがプラスされて、より コンボなども軽快に繋がる印象を受けます。『2』の壮快感のなさでシリーズに疑問を抱いたプレイヤーも、これなら戻って来て後悔するということも少なそう です。やってることは斬ったり撃ったりで毎回同じはずなのに、そして静止画を見る限りでは同じように見えるのに、それでも実際にプレイしてみると受ける印 象が全然違ってくるからゲームって怖いですね。

操作に関しては「R1」ボタンでロックオンしたり別技を出したりという、これまた『1』に近いものとなっています。ダンテをスタイリッシュに乱舞させる ためには、ほぼ全てのボタン操作を要求されます。慣れないプレイヤーには「EASYモード&チュートリアル」という組み合わせが用意されているので、ゲー ムを進めながら段階的に操作を覚えていくことができるようになっています。それでも「R1」を押しながらの操作が多いので、ボス戦などでは指がつりそうに なってきます。このシリーズのボス、固いんだもの。

新しく取り入れられた「スタイル」というシステムですが、これは各ステージが始まる際に自分がプレイするスタイルを選ぶことで、それに対応する能力が使 えるようになるというものです。例えばボスとの距離がなかなか縮まらないような状況のときは、銃をメインとするスタイルで遠距離攻撃をする、またどうして も攻撃を受けてしまう場合は、防御主体のスタイルに変えて挑んでみるといった具合に、切り替えて進む面白さがあります。各スタイルを使い込むことで、それ ぞれのスタイルが進化していく作りになっています。どれを極めるかという楽しみもありそうです。

ただ『DMC』シリーズ全般に言えることなのですが、序盤は武器が制限されていたり、技も習得していないために自分の攻撃を組み立てる面白さが薄いんで すよ。そのため初めてプレイする人は、その序盤でイマイチな印象を抱いてしまう可能性もあるかもしれません。これもたとえを挙げると、『2』以外は初期状 態で二段ジャンプが使えない状況になっているのですが、これが使えるか使えないかだけでも壮快感にかなりの差が出るように思えます。『1』のときは習得さ えすればよかったのですが、今回はスタイルというものが影響してくるために、二段ジャンプと他の技を組み合わせることが難しいのです。『3』は前述したよ うにストーリー的に一番最初にくることもあって、悪魔化など他の要素も序盤は封じられています。そのわりに面白く遊べているのは、各武器や技の壮快感が底 上げされているからかもしれません。

ゲーム内で語られる物語は、今回の『3』が一番饒舌といいますか、普通にストーリーのあるゲームになっています。とにかくジャンルを問わずストーリーが ついてくるご時勢ですから、アクションゲームくらい観るのではなく操らせてもらいたいものだとも思いますが、今回くらいの量であればそれほどテンポを崩さ れる心配もないでしょうか。

プレイヤーキャラを映すカメラ位置ですが、これはもう伝統的にイマイチです。シリーズを重ねるうちに慣れてきてしまったこともあってか、当方はあまり気 にならなくなってきましたが、それでも場合によっては敵もダンテも映っていないという、アクションゲームらしからぬ映像を目撃することになります。カメラ を引いてしまうとキャラが小さくなって迫力や壮快感が減ってしまうので、もし続編があるのなら(早い話だ)もう少し状況が把握しやすくかつ引きすぎないカ メラワークを模索してくれればと思います。

ステージの謎解き要素ですが、こちらも基本的には伝統の「進めない扉」→「対応したカギを探す」→「先へ進む」という一辺倒なものです。ストーリー同様 に、アクション主体のゲームであまりこういったことに煩わされたくない当方としては、このくらいワンパターンのほうがいいかなと思えます。一部ヒントなし だと、どうすればよいのか詰まってしまいそうなところもありましたが。

**まとめ**
悪い点として前作・前々作で挙げられていたことで、今作になって改善が見られている部分はあまりないように思います。上記文章でも何度か使ったように、 それらは「伝統」ということで納得させつつプレイせざるをえないかなと。とはいっても、肝心のメインとなる敵との戦闘に関しては壮快感が復活していますか ら、シリーズファンなら買って裏切られることはないかと思います。シリーズ未経験者の場合も今回はフォローがしっかりしている印象が強いので、早解きを狙 おうというのでなければ楽しめるのではないでしょうか。確かに難易度は若干高めかもしれませんが、アクションが一度もゲームオーバーになることなく(学習 せずに)エンディングまで進んでしまったら、それは何のためにゲームをしているのかということになりかねませんし。そのへんのさじ加減は、今回いい塩梅に 決まっているのではないでしょうか。

『デビルメイクライ3』公式サイト
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