| シャドウオブローマ |
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| 作者 竜胆 | |
| 2006/11/25 土曜日 17:06:54 JST | |
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*主人公2人を交互に操作* ストーリーは、シーザー暗殺の疑いをかけられたアグリッパの父、ウェスニウスを助けるためにアグリッパとその親友オクタヴィアヌスが奮闘するというも の。この2人の主人公を交互に操作することにより、物語が進行してゆきます。アグリッパのときは戦闘アクション、オクタヴィアヌスのときは潜入アクション と、全く異なる操作・判断が要求されるような作りになっています。 *剣闘士アグリッパ* 物語の進行上、アグリッパは剣闘士として戦ってゆくことになります。剣闘士パートのときは、完全なアクションです。基本は×ボタンの攻撃と、□ボタンの 補助攻撃になると思いますが、それ以外のボタンにも機能が割り振られており、それらを組み合わせることで多彩な攻撃が可能です。同じローマの剣闘士を扱っ た『グラディエーター』に比べると、こちらはストイックさよりも壮快なアクション面を強調した作りになっているようです。剣闘士ゆえに、特殊な技を繰出し たタイミングなどで観客にアピールすることができ、これによって観客から新たな武器を投げ入れてもらうことが可能です。 *操作方法は画面で解説される* ゲーム開始直後も剣闘士モードから始まりますが、最低限の操作方法は画面内で解説が入ります。これに従って技を繰出すことで、ある程度戦える技術が身に つきます。また物語が2章に入ったところで、あらためて基本動作から教えてもらえる場面があります。最初のアクションを力業で切り抜けてしまったプレイ ヤーも、ここで再度復習する機会があるのは安心設計ですね。とにかく多彩な技を繰出せる半面、慣れないうちはなかなか操作方法が覚えられなかったりしま す。アクションが得意なプレイヤーだと反復してガイドが出るのは煩雑かもしれませんが、当方のようなアクション下手にはありがたいところです。 *武器や防具は使い捨て* 『グラディエーター』と同様に、武器や防具はその場で拾って調達が基本となります。ただ本作の場合は武具収集要素はなく、全ての武器・防具は使い捨て仕 様です。ある程度斬っていると耐久力がなくなり、破損して使えなくなってしまうので、敵の落とした武器と頻繁に入れ替えながら進んでいくことになります。 ひとつの武器の熟練度を上げていくタイプのゲームではなく、色々なタイプの武器をそれぞれ使いこなしながら進んでいくタイプのようです。極めるという楽し みはありませんが、小さな武器を拾ったらスピード重視で、また大きな武器を拾ったらタイミングや間合い重視でと、闘い方を変えて遊ぶ楽しさはあります。 *血しぶきが凄い* アグリッパが敵を斬ると、噴水のように血が吹き上がります。血が出ることによって、この当事の剣闘士の置かれた「生か死か」という状況に思いを馳せるこ ともできるとは思うのですが、ちょっと悲惨すぎかなぁという気も…。血の演出や残虐表現はオプション画面でオン・オフが可能なので、気になるならオフにす ればいいだけなのですが、「血が出ないなら人を斬っても何も感じないの?」と逆に問いかけられているようで、なかなかに困惑のオプション設定ですね。 *オクタビアヌスは潜入アクション* 変わってオクタビアヌスですが、こちらは戦闘ナシの潜入アクションになります。ボタンで行える操作も、アグリッパのときとは全く異なります。画面上に今 できる操作が表示されたりするので(例えば棚の近くに移動すると、○ボタン表示が出て押せば上れることが分かったり)、変わったからといって操作に戸惑っ てしまうほどではありませんが。街の人に話を聞きつつ、情報を仕入れるために各所に潜入することになります。 *潜入もボタン多用* 潜入モードになった場合にも、コントローラーのボタンはフル活用です。こちらも剣闘士のときと同じく最初はガイドなどが出るのですが、戦闘ならボタン連 打でなんとかなったとしても、潜入となると各アクションをしっかり覚えていないと途中で詰まってしまいがちです。敵に見つかってはいけない状況のときは、 マップ表示の敵位置を確認しながら隠れて移動、あるいはわざと物音を立てて敵をひきつけてその間に移動します。同じ潜入アクションである『メタルギア』シ リーズと同じ雰囲気ですね。壁にへばりついて進めるのも同じですし、こちらはダンボールではなく壷の中に入って敵をやり過ごすことができます。敵に見つ かった際にはアラートタイマーが発動し、これが収束するまでは隠れていないといけないところも共通です。違いはほとんど攻撃が出来ないところで、力任せに は進ませてくれません。見つかっても問題ない状況のとき(たとえば兵士に変装して兵士が屯する監獄に潜入するときなど)は、逆にどうどうと移動していない と怪しまれてしまいます。当方、この潜入パートはもう少し物語が語られるものなのかと思っていたのですが、それはパート交代時のムービーが担っていまし た。あくまで剣闘士"アクション"と潜入"アクション"の組み合わせであって、アクションとアドベンチャーの組み合わせではありません。 *読み込み時間と画面処理* 場所移動時などに、数秒の読み込み時間が発生します。長くも短くもなく、普通といった印象です。戦闘時などにはカメラアングル的に敵が見えなくなること もあるのですが、いつでもR3キーでカメラを回せるのでほとんど問題はないと思います。たまに敵兵がわらわらと寄ってきた際に、処理落ちしてしまうことも あるようですが、『~無双』のように大量に出る敵と対峙するタイプのゲームではないので、こちらもあまり問題にはならないと思います。 *剣闘士アクションというわけではない* 2人を交互に動かすということからも分かるとおり、このゲームは剣闘士アクションゲームというわけではありません。ゲームの印象としてそちらをメインで 考えて購入してしまうと、潜入パートが鬱陶しく感じてしまう可能性もありそうです。潜入パートの作りが稚拙だからというわけではなくて、逆にどちらのパー トも作りこんである分時間が取られるため、純粋にアクションだけ楽しみたいと潜入パートでテンポが悪く感じてしまうことになるかなと。潜入パートでは敵を 攻撃することができないので、そこで溜まった鬱憤を剣闘士パートで晴らすというサイクルでプレイできるなら、問題は少ないかもしれませんが。全く異なる パートが交互に来るだけに、どちらも違和感なくスムーズに進められるプレイヤーは多くはないと思います。ただ前述したようにどちらのパートもしっかりと作 られているので、片方のパートを遊んでいるときに粗が目立つとか、そういった問題はほとんどないと思います。アグリッパの壮快なアクションが高揚感をもた らすものなので、オクタビアヌスの制限された潜入にストレスを覚えてしまうのでしょう。欲を言えば、そういったストレスを感じさせないためにも、もう少し 潜入モードにも道程を工夫する楽しさがあればよかったかもしれません。 *まとめ* グラフィックもレスポンスも、時間をかけて丁寧に作ったんだなという安心感を与えるものです。ゲーム自体も確かに2つのパートがあることの弊害はありな がらも、単調にならずに複数の視点から物語を楽しめるという魅力のほうが勝っていると思います。人物の表情の動きも豊かで、またそれがCG特有のぎこちな さをほとんど感じさせないところも好印象。歴史的な事件を題材にしているだけに、ストーリー的にある程度予測できてしまう部分も出てしまいますが、それで もこの2人がどうなってゆくのか、先が気になる展開にはなっていると思います。 『シャドウオブローマ』公式サイト 竜胆 / GameNews Watcher |
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| 最終更新日 ( 2006/11/25 土曜日 17:07:11 JST ) |
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