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レッドデッドリボルバー PDF プリント メール
作者 竜胆   
2006/11/25 土曜日 17:17:04 JST
RED・DEAD・REVOLVER   無法者の手により、両親を目の前で殺された少年。時は経ち、街に一人の賞金稼ぎが現れる。男の右手には、サソリの形をした火傷があった…。西部を舞台と したガンアクションシューティング『RED DEAD REVOLVER』。PS2版を10ステージほどクリアしてのインプレッションです。
*賞金稼ぎとして各ステージをクリアしてゆく*
冒頭の少年時代のステージを除き、その後は基本的に賞金稼ぎとして各仕事を引き受けながら進めてゆきます。仕事は選択性ではなく、保安官事務所に行くこ とで自動的に次のステージへ進む作りになっています。各ステージで貯めた賞金によって、新しい武器やアイテムの購入が可能になります。

*オープニングはいかにもな西部劇風*

電源オンの直後のオープニングムービーは、いかにも西部劇といった雰囲気のものになっています。ゲーム内のイベントシーンなどでもそうなのですが、画面内にわざと縦線や染みをちらつかせたり光の加減を不安定にすることで、古いフィルムの感じを出す演出が入っています。

*ゲーム自体はリアルな西部劇というよりも西部劇アニメ風*
スタートして最初に感じるのは、登場するキャラクターにリアリティがないといいますか、眉ピクピク口パクパクの人形劇風だということ。またモデリングも 若干古めで、同じ制作会社の『GTA』などではフィールドが広大な故に許容範囲に収まっていたことが、そうでないステージ制の本作では少々気になりました (購入前にパッケージ裏面で確認できます)。ただこれらはゲームを進めてゆくうちに、「そうか、このゲームはリアルな西部映画ではなく、西部劇アニメ調 ゲームだったのか」と気づくことで違和感はなくなりましたが。敵の設定などにも非現実的なものがあるので、プレイ前に抱いている先入観によってはズレを強 く感じてしまう場合もありそうです。瞬間移動する道化師との対戦などもあるくらいですから。

*操作方法は説明&チュートリアルで問題なし*

基本操作の部類から、最初のうちは画面上部に説明が、また画面右下にコントローラの図まで表示されて押すボタンなどを解説してもらえます。L1で武器を 構える(構えたままではジャンプなど移動操作が制限されます)、R1で武器使用、左スティックで移動、右スティックが標準、×ボタンでジャンプなどのアク ション、△ボタンでリロードです。一般的な三人称視点シューティングの操作方法から外れていないので、慣れている人は最初から戸惑わずプレイができると思 います。その他R2ボタンで特殊攻撃、○ボタンで打撃系攻撃、□ボタンで障害物などに身を隠す、R3ボタンの押し込みによって(ライフルなどでは)画面が 多少ズームになります。
例えば□ボタンで隠れながら物陰から照準を定めて撃つなどの各行為は、それを初めて行うステージでチュートリアルが入り(キャンセルも可能)、しかも覚 えられなければ何度でも繰り返せるので混乱ぜず1つ1つ覚えてゆくことが可能です。R3のズームも照準スティックと共用させているので、自然と利用できる ような配置になっています。操作とその解説に関しては、総じて親切な作りです。

*ステージは多様かつ力押しでは進めない作り*
各ステージが個性付けされており、テンポが単調になることを防いでいます。ゴーストタウンでの決闘や、列車強盗と列車の屋根上での戦い、荒野をジャンプ で移動しながら(あるいは遠くの敵をライフルで撃ちながら)進むステージなどが用意されています。操作するキャラクターも主人公だけではなく、また高台に 設置されたガトリング砲をバリバリ連射するステージなども用意されています。序盤こそ主人公の体力を気にせず撃ちまくることでクリア可能ですが、途中から はしっかりとステージの構造を把握して、隠れたり避難したりしつつ敵の隙を窺って攻撃に転じないと厳しくなってきます。こうなって初めて、「あぁ自分、荒 野のガンマンだなぁ」と浸ることが出来るようになり、楽しさが上がってきますね(ゲームオーバーになったときなどに、「○○している敵は隙がある!」など "ひと言ヒント"が表示されることがあるので、アクション下手な当方でも「なるほど、そうすれば良かったのか」と学習することができました)。
ステージの性格付けに関しても単調にならないよう配慮がなされていて、前述のように隠れつつ隙を窺いながらというステージもあれば、それこそ射撃練習のように動き回る敵を次から次へと倒してゆかなければならないステージもあります。

*右スティックでの照準は少々イライラさせられることも*
右スティックで照準というのは多数のゲームで採られている操作方法ですが、このゲームは敵を遠くから狙うことが多く(つまり敵が小さいことが多く)、ま た狙う部位によって結果が異なるためにしっかりと狙いたいところ、右スティックで照準を上手く合わせるのはなかなかに難しいものがあります。ゲームを単に 進めるだけなら、照準が合わずに自分だけが撃たれてしまうという状況には陥りにくいのですが、せっかくガンマンなのですから拘りたくなってくるわけで、そ うなってくると微妙な操作の難しい照準がもどかしくなってくるわけです。マウスのように瞬時に移動と停止ができたらなぁと。このへんのもどかしさは、脳内 で銃で狙いを定める難しさと置き換えて慣れていくしかありませんかね。

*対決手段によっては画面酔いする可能性あり*
右スティックが照準を兼ねた視点移動キーになっているので、これをグリグリさせなければ酔うことはないと思います。ただステージによっては敵を廃墟で追 いかけながら(あるいは自分が身を隠しながら)撃つ必要があり、こういう場合は視点グリグリさせながら走り回るので、失敗して何度もトライしていると少々 オエッと来るときがあります。手段は1つだけではない場合が多いので、こういった方法を選択しなければいいのかもしれませんが、とにかく動き回るボスとの 戦いなどではどうしても移動が多くなってしまいがちです。

*読み込み時間は多少長め*
ステージ開始前に、そのステージの規模によって数秒から数十秒の読み込み時間があります。この間は各登場人物によるパフォーマンスが表示されているの で、"画面真っ暗NOW LOADING…"よりは待たされている感は少なくて済みます。全体的にゲームのテンポ自体がアップではなくスローなので、読み込み時間で寸断されイライ ラするということもありませんでした。これは街の住人との会話でも同様です(街に着くとRPGのように各住人や商人に話しかけられる)。会話ボタンを押し てから会話がスタートするまでに若干間があるのですが、それほど会話に重点が置かれているタイプのゲームではないですし、また銃撃戦ではレスポンスは全く 悪くないのでそれほど気にはなりません。

*武器・アイテムを収集する楽しさもある*

獲得した賞金によって、新しい武器やアイテムを購入することができます。武器はそれぞれ発射速度、リロード時間、射程など個性付けがなされており、自分 の戦うスタイルによって持ってゆくものを選ぶ必要があります。アイテムも本当に色々なものが売っているのですが、それらの解説を読んでもどんな効果がある のかさっぱり分からないものばかりで逆に楽しめます。例えば"シャベル"の解説が「金を掘るつもりで墓穴を掘るヤツは多い」だったり。
入手した武器や対戦した敵などは、レポート画面に随時追加されてゆき、これを埋める楽しさ、あるいは埋まったレポート記事を読むたのしさもあります。武 器などのレポートに関しては、説明書にあるようなその武器の解説までなされたものであれば、なお良かったかなとも思えますが。

*まとめ*

西部劇風アニメ調ガンアクションシューティングとして見れば、なかなか遊ばせてくれる作りになっています。ストーリーが進むのが遅めなので(しかもス テージ1で劇的な展開があったにもかかわらず、その後しばらくは賞金稼ぎとして淡々と進むため)、最初は主人公に感情移入しにくいかもしれません。
特殊スキル"デッドアイ"でのスローモーション化も、同様のスキルを取り入れていた『ツキヨニサラバ』に比べて非常に実用的かつ納得のいくものになって います。敵が突如多数現れてしまい、守るべき存在が危険にさらされたときなど、特殊スキルでスローモーションにさせることで敵を殲滅、それがまた主人公の 腕の良さを実感できるときでもあると。至極真っ当な使い方ができます。渋さやリアリティを求めると少々違和感を感じてしまいますが、まずはアクションゲー ムであることを念頭に置いての購入であれば問題ないのでは。開発会社が変わったりしてかなり時間がかかったわりには、破綻せずまとめあげたなという印象で す。ゲームを進めるごとに追加されるアイテムや要素もあり、また最大4人までの対戦プレイにも対応しています(当方未プレイ)。
強い日差し、乾いた風に舞う砂塵など、西部の荒野をイメージする演出は入っているのですが、総合して受けるイメージでの"荒っぽさ"や"渋さ"はいまひ とつかもしれません。西部劇なゲームというだけで個性的ではありますが、そのあたりがもっとインパクトの強いものであったら、なお魅力が出たかもしれませ んね。賞金首として対峙する敵の酷さや残酷さを、ストーリー面でもっと際立たせても良かったかな。

『RED DEAD REVOLVER』公式サイト

X-box版のほうが、秒間60フレームで動きが良いそうです…。
RED・DEAD・REVOLVER

竜胆 / GameNews Watcher
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