| 怪人ゾナー |
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| 2006/11/26 日曜日 13:58:59 JST | |
ゾーナー!ゾナーがあらわれた! わたしとなぞなぞ 3もんしょうぶだ!! OH BABY! これができたらてんさいゾナ~ よ~くききたまえ! あまくても からくても たべるとつい“からい”と いってしまう たべものってな~んだ? さあ~ どうゾナ? *なぞなぞ怪人ゾナー 『怪人ゾナー』は2000年10月に発売されたGB用ソフト。2000年と言えばGB(GBC)の後継機・GBA発売の前の年。ハードの末期にはそのハー ドのスペックを最大限に活用した名作が生まれ易いなどとと言われるが、本作の場合はどうだろう(容量はパンパンに使っていそうだが)。 「怪人ゾナー」というキャラクター自体は元はテレ東系で放映された番組「おはスタ」のキャラクターらしい。1998年に番組に登場するやいなや瞬く間に子 供達の朝のヒーローになり、後に子供のバイブル・コロコロコミック誌にて漫画連載されるに至り、人気は全国区のものへ…子供社会になぞなぞブームが巻き起 こっていたのだろうか。地方在住の身にはいまいち馴染みが薄い。 ちなみにゾナー役を演じられていたのは声優の森久保祥太郎氏。も一つちなみに言えば私はボンボン派である。どうでも良い話。 *「なぞなぞ」+「アドベンチャー」=「なぞベンチャー」 キャラクターに馴染みは薄くともゲームは楽しめる。本作のジャンルは「なぞベンチャー」。文字通りなぞなぞを解きながら進めて行くアドベンチャー。 プレイヤーはなぞなぞ好きな主人公の小学生となり、転校したばかりのなぞなぞ英才教育学校・ナンゾウ小学校を駆け回り、襲い来る秘密結社ナーゾの戦闘員や 洗脳されてナゾラーと化した生徒達をナゾラーバトル(なぞなぞで戦うバトル)で打ち負かしながら、なぞなぞで世界征服を企む悪(なのか?)の親玉から学校 と世界を守るために戦う。 ゲームの基本的な進行はコマンド選択式のオーソドックスなアドベンチャーで進み、要所でナゾラーバトルが挟まれる構成。ナゾラーバトルの流れはまず相手が 冒頭のような問題を出し、それに対する答えを文字入力によって答える。答えが合っていると次に解答の理由“な~ぜか?”を3択によって選ぶ。冒頭の問題で あれば、 (答えに「カレー」と入力) こたえは「カレー」ゾナか?せいかいゾナ! OH! BABY! それは な~ぜか? つぎの3つのなかから えらぶゾナ! 1.まんげきょうを たべると じつはからい それはなぜか? カレイドスコープはかれい(からい)!だから… 2.ギャル「あたしの かれがつくるカレーは かれいなるカレーです」 3.こども「このカレー からいよぉ」 はは 「なにいってるの きょうの カレーはあまくちよ」 こども「しゃれただけだよ カレーはかれい なんちゃって てへっ」 はは 「………」 といった具合の選択肢が並ぶ。答えとその理由までも選ばせることによって、当てずっぽうによる解答を防いでいる。他の例で行くと、 ないしょでのむと おこられる のみものって な~んだ?(答え=コーラ) 1.「お!こりゃ~ うまいのみものじゃ~ こりゃ~ なんてなまえじゃ コーラ!?こ~りゃたまげた!」 2.「コーラは シュワーっとする たんさんいんりょう… たんさん… たんさん… たんさん ななびょ~し ピピピ ピピピ ピピピピピピピ…」 3.A「だれも みてないな… これ のんじゃおーっと ゴクッ!ゴクッ!」 B「こらっ!だれだ?ないしょでコーラをのんだのは!こら、こらー、コーラ… というわけでコーラ」 みためはかわいいのに らんぼうなくだものってな~んだ?(答え=サクランボ) 1.「さくせんさんぼうのさくせん またらんぼうだな~ まっ しょうがないか さくせんさんぼうだから さく らんぼう~ なんちゃって」 2.A「おまえさ おとなしくしてれば かわいいのにな~」 B「しかたないさ オレさ らんぼうだから… オレさく らんぼう… さく らんぼ… サクランボ! というわけで サクランボ」 3.みためであんしんさせてだますのがとくいだから 1じになると たべたくなる くだものってな~んだ?(答え=いちじく) 1.1じくらいが ちょうどうれておいしいから 2.A「あ~1じだよ~ あれくいてえな~」 B「おまえもくいたいの? やっぱ1じ くうよなー 1じくう いちじくぅ いちじく といういわけでいちじく」 3.いちじくもいいが にじく さんじく のほうが あんていせいにすぐれている というわけでいちじく な~ぜか?の選択肢が単なる説明文ではなく、会話のようになってたりするのが面白い。文章自体も変なふざけた味がある。中にはシュールを通り越してほとん どヤケクソのような、文章担当者が「うぇーこの問題全部のそれぞれに3つずつな~ぜか文考えなあかんのー?やってられねー」とかぶつくさ文句を言いながら テンパりながら徹夜明けのハイな頭でやっつけ仕事したようなものもあったりする。 答えの文字入力には文字が横一列に並んだ文字パレットを使う。ナゾラーバトルには制限時間がある中す早い文字入力をするには少し不便だが、それをフォロー するように辞書機能という機能がある。文字を何文字か打つと共通する頭文字を持つ単語が予測変換のように一覧表示される。表示される候補はゲーム中に収録 されている何れかの問題の答えなので、例えば何文字か打って候補が表示されないようであればその解答は間違っていると当たりを付けることが出来る。 コマンドの選択や解答を直接文字入力によって行う方式は昔のパソゲーなどでよく見られたが、選択式の場合より自分で考えてる感・自分で解いてる感を味わえ 易い反面、文字の一致判定が難しいという問題があった。このゲームの場合はそれを直接文字入力+辞書機能という合わせ技で上手く回避している。適度な不便 さで適度な頭を働かせてる感を味わえる。 それでも答えが分からない時はヒントを聞くことが出来る。更にそれでも答えが分からない時はパスして違う問題にすることが出来る(ヒント・パス共に回数制 限有り)。更に更にそれでも分からない時はアイテムを使うことが出来る。答えの文字の一部が分かるものや、なぞなぞ関係なしに直接相手に攻撃出来る卑怯臭 いものまで色々。 問題を解くと相手のプライドポイントにダメージを与えられる。全てのプライドポイントをなくせばバトルの勝ち。逆に解答にミスすると自分のプライドポイン トが減る。なぞなぞを答えられないとプライドが傷付くのだ。傷付いたプライドは保健室(の美人の保健の先生)で癒すことが出来る。学園物のお約束なり。 ゲームモードはメインのアドベンチャーモードの他に2台のGBをケーブルで繋いで通信対戦出来るモード、GBの赤外線通信機能を利用したナゾラーリモコンなどがある。 アドベンチャーモード中で遊べる文字入力ゲーム「タイピングゾナー」やチョーク投げゲームなどのミニゲームも面白い。 *子供も大人も楽しめるなぞなぞゲー 元が子供向けではあるが、テキストなど要所で大人が作ってることを思わせる「毒」があり、不思議に幼稚さは感じさせない。この辺りの雰囲気は同じ任天堂のGBゲー「カードヒーロー」を髣髴とさせるものがある。 なぞなぞの問題も最初は簡単だが、レベルが上がるとジャンルが増えたり引っ掛けのような捻った問題が混じるようになり、徐々に難しくなる。が、問題自体は あくまでなぞなぞで、クイズのように知識が物を言うものでは基本的にない。クイズの場合その答えとなる“もの”のことを知っているかどうかが端的に難易度 に反映する。子供と大人では当然知り得ている知識レベルに差があるため、問題の統一を図るのは難しい。両者が楽しめる、年齢的普遍性の高いクイズゲームと いうのは中々実現難しそうに思う。 なぞなぞの場合はその答えとなる“もの”は普通に(日常生活を送れているレベルなら)子供であっても知り得ているものがほとんどで、またそれを知っている かどうかを問うものではない。答えとなる“もの”自体の知識を問うのではなくその答えに至る道筋、考え方・頭の働かせ方を問われる(答え+理由を選ばせる 二段式はその理に適ったシステム)。 だから逆に頭の柔らかい子供の方が得意なのかも知れない。年齢的普遍性はかなり高いゲームであると言えるのではないだろうか。 ところで本作の仕様はとてもDS向きであるように思える。直接文字入力による解答、アドベンチャーとペンタッチの相性の良さは言うに及ばず、通信を使った対戦、なぞなぞという年齢的普遍性の高いテーマなど、まさにDS的。 将来本作の血を受け継いだタイトルがTouch!Generationsのラインナップに並ぶ日があるかも知れない。と、上手く(?)今のゲームに話が繋がったところでこの今更なインプレをお開きにしよう。お後がよろしいようで。 怪人ゾナー |
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